SPACE FACTORY 1996
in Yokohama  PART 3
『TAKETORI』
■概要 あの日の夕暮れと同じ八月十五夜の月が、まさに昇ろうとしている今この時、永い永い時空を超えて、かぐや姫が再び地上に舞い降りた。
千五百年の昔、かぐや姫は何故、穢れのない月の世界から、この不浄の人間界へやって来たのか。
老いを知らず、物に思い煩うことも無い天上の都から、生と死の挟間で愛憎渦巻く日々を送る人間たちへ送られたメッセージとは。そして今、現代に甦った彼女に与えられた使命とは…。
人間界に身を置くうちに、地上の論理を次第に身に纏わされ、喜びや苦悩という人間の感情を持ってしまったかぐや姫。だが、彼女は結局すべてを脱ぎ捨て、月の世界へと帰っていった。十五夜の月を眺め、やがて確実に訪れるであろう月よりの使者を待ちながら、彼女の胸に去来した思いはどのようなものであったか。そして、時を経て再びこの世界へ降り立ったかぐや姫が目にしたものは何か。彼女の脳裏を駆けめぐる思いは…。
千五百年の時を超えて、かぐや姫が今再び私たち人間に語りかける永遠の言葉を、あなたは聞き逃してはならない。