「SPACE FACTORY」×「gallery neo_」 造形と舞台のあいだ 展
令和2年度(第75回)文化庁芸術祭参加公演
シリーズ『夢の浮橋』
〜源氏物語より〜
「第1章 苦悩の春」
概要  シリーズ『夢の浮橋』は、日本が世界に誇れる古典文学の一大傑作「源氏物語」を現代のアートのフィルターを通して今に蘇らせる試みです。
すでに2004年から、物語に登場する様々な女性たち5人をモチーフに6作品を発表し、時代を越えてもなお変わらぬ、人間の愛と煩悩の姿を描いてきました。
今回上演する「第1章 苦悩の春」では、若き光源氏の華々しくも悩ましい“春”の時代を彩った4人の女性、藤壺・六条御息所・葵の上・空蝉が登場します。光源氏と結ばれながらも、結局は彼のもとを去り、彼の心に後々まで深い傷を残した、性格や境遇、愛の形の全く異なる4人の女性たちの、若き光源氏を廻るそれぞれの愛憎を描き、いつの世も不変の、現代にも通じる、様々な状況に置かれた女性達の生き様を「源氏物語」を通して表現します。

千年以上も昔、東洋の小さな島国の、それもごく限られた貴族社会を描いた「源氏物語」が、21世紀の今も、国内だけでなく世界的に高い評価を受け読み継がれている理由は、ただ華やかに見える平安貴族の恋愛バトルの物語の陰に、様々な人間の普遍の姿がじつに巧みに鮮やかに描き出されているところにあるのではないでしょうか。